ひつじのはなし

方向性は、まだ未定!

ボルダリング初心者は筋トレしない方がいいと思った話

ボルダリングはパワーがものをいうスポーツだと思ってる人、多いと思います。

私もボルダリングを始める前はそう思っていました。

しかし、実際に半年ほど続けてみると、どうやらパワーだけじゃないみたいだということがわかってきました。

それと同時に、登れない課題があるからといって初心者のうちから筋トレするのってちょっとどうなの?という考えに行きついたので記事として書いてみました。

その課題、登れないのはパワー不足が原因ですか?

ボルダリング関連のサイトをいくつか見ると、だいたい6級くらいまではパワーだけでもどうにかなると記載されていることが多いです。

実際、男性のご新規さんなんかは、力ずくでガツガツ6級課題を登れちゃう人も少なくないです。 

こういうのを見ると、男の人は力があっていいな~と少し思ってしまいます。

しかし一方で、課題が難しくなればなるほど、パワーだけではどうにもならないという状況が増えていきます。

同じ身長の二人の男性がいたとします。1人はマッチョでもう一方はガリガリ。極端な例ですが、マッチョな男性がクリア出来なかった課題を、ガリガリの男性がクリア出来た、なんてことがままあります。

これは、ボルダリングがパワーだけのスポーツじゃないから、こういうことが起こるんです。

もちろん、ボルダリングにおいてパワーは大事です。

しかし、それ以上にボルダリングで一番ものをいうのは登りの技術なんです。

登れなかった課題が登れるように…フットワークの重要性

ある日、私がホームジムの前傾壁の6級課題にチャレンジしていたときのこと。

何度やっても核心部分のところでホールドを保持しきれずにいた私を見ていた常連の女性客の方が「ここはこうするといいよ!」と実際にその課題を登って見せてくれました。(このときまでこの方とは挨拶くらいしか交わしていなかったのですが、ボルダリングをやってる人はこのように親切な人が多いです)

するとどうでしょう、その女性の方は私と身長もそんなに変わらないし、特別力がありそうでもないのにまるで重力がかかっていないかのようにスイスイ登っていくのです。

ホールドを取りに行く順番は同じでしたが、明らかに体の動かし方が違うのです。特に足の使い方が。

出来る限りその人のムーブを真似して登ってみると、何度やっても出来なかった核心部分も難なくクリアし、一発でその課題を落とすことができました。

違いは歴然で、核心部分で心もとなかった足の踏ん張りが、足の使い方を変えたことでしっかり効くようになっていました。

それまでは手だけで支えていたようなものだったところに足の踏ん張りが効くようになり、より少ない力で、しかも安定してホールドを保持できるようになったのです。

初心者が身につけるべきは筋肉ではなくムーブ

上記の経験をするまで「前傾壁か~、やっぱり筋力ないと無理そうだよな~、腕立てでもはじめるか~」とか思っていたのですが、この経験をしてボルダリングは力よりも体の動かし方が重要であるということを理解しました。

専門的な言葉でいうとムーブが重要ってことですね。

ムーブとはボルダリング特有の体の動かし方のことで、様々な種類があり、それぞれ状況にあったムーブを使いこなすことが出来れば最低限の力で課題を落とすことが出来ます。

また、状況にあわせたムーブの使用はリーチの問題も解決してくれます。

私の身長は150センチ前半で、次のホールドに届きそうで届かないという状況が結構あるのですが、常連さんたちにお手本のムーブを教えてもらうと、難なく届くようになるのです。

ボルダリングをはじめて半年くらいになる私ですが、握力は右30キロくらい、左25キロくらいと特別強い訳ではありません。女性の平均握力くらい。

ですが、私よりも身長が全然高くて運動神経も良さそうな男子大学生(たぶんボルダリング2回目くらい)が私が落とせる6級課題を落とせなかったりするんです。

で、「ここはこうやるといいですよ」とその課題にあったムーブを教えると、簡単に落としちゃうんですよね~。大学生すごい。

つまり、何が言いたいかというと、ボルダリングで落とせない課題があったら体の動かし方を考えるのがいいですよってことです。

筋肉で解決するのも悪いとは言いませんが、やはり、キレイにかっこよく、スマートに課題を落とせるほうがいいと思うんですよ。

その方が「この人上手い!」ってなるし。

なので、私は初心者のうちからボルダリング上達のために筋トレするのはおすすめしません!

ていうか、ボルダリングしてれば普通に筋肉ついてきますしね。

以上、落とせない課題にぶち当たったらムーブの研究をしましょう!って話でした。

 

 

初心者クライマーに限った話ですよ! 


Power climbing motivation - Louis Parkinson